◆自然科学系理工学部門の橋本善孝教授らの研究グループの南海トラフ?スロー地震に関する研究成果がNature系学術誌『Scientific Reports』に掲載されました

2022年3月24日

 自然科学系理工学部門の橋本善孝教授らの研究グループによる南海トラフ?スロー地震に関する研究成果が、Nature系学術誌『Scientific Reports』に掲載され、沙巴体育平台_新沙巴体育投注-中心*官网4年2月17日に電子版が公開されました。

 

 スロー地震は、巨大地震よりも遅くプレート運動よりも速く断層がすべる現象で、世界中の沈み込みプレート境界(デコルマ)で発見されています。このデコルマで起こるスロー地震の発生メカニズムを解明することは、近い将来高い確率で発生するとされている南海トラフ地震のような巨大地震を理解する重要な手掛かりになると考えられています。

 今回、本研究グループは、紀伊半島沖南海トラフにおいて、スロー地震の一種である浅部超低周波地震(Very Low Frequency Earthquake, VLFE)がデコルマの地形とその地形に応じたすべりやすさの分布に依存していることを発見しました。この研究成果は今後、スロー地震と巨大地震の関係の解明に繋がることが期待され、ひいては将来の地震予測などの減災に役立つ可能性があります。

 

フ?レスリリース_20220324.pdf(324KB)

 

<論文名>De?collement geometry controls on shallow very low frequency earthquakes

<和 訳>デコルマの形状が浅部超低周波地震をコントロールする

 

 論文はこちらに掲載されています。

 橋本研究室のホームページは こちら

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